JGTOツアー
国内男子
【石川遼・復活優勝へ】「自分の実力だと思える覚悟」 ジュニアに重ねた、自身の現状と葛藤
【石川遼・復活優勝へ】「自分の実力だと思える覚悟」 ジュニアに重ねた、自身の現状と葛藤
配信日時: 2018年2月22日 03時41分
まさに今、自身が夢に向かって一進一退を繰り返している石川に対して、金原さんが投げかけたのは、「プロテストには、どういう気持ちで挑んだらいいですか?」。一呼吸おいて石川が返したのは、「何が起きても、自分の実力だと思える覚悟を持つこと」だった。
「覚悟」。その二文字には、これまでの葛藤がこめられているのかもしれない。13年から米国を主戦場としてきたが、昨年10月には「この4年間は苦しかった」とこぼした。レギュラーツアーの出場資格を失った18年、石川に残されたのは米国下部ツアーか、日本ツアーでの戦いか。かねてより「マスターズ優勝」を目標に掲げてきた石川が選んだのは、国内に戻る道。
13年シーズンも米国ツアーのシード権を獲得することができず、下部ツアーとの入れ替え戦を戦い抜いた。その後の4年間もがむしゃらに戦ってきたが、結果が出せずにマスターズ出場がかかる世界ランクを上げることができず、優勝はおろか出場も遠のく一方だ。
苦悩、葛藤と戦ってきた石川が、学生へのプレーのアドバイスとして買った言葉が印象的だった。「迷って出した選択に対して自分を否定しないで肯定してあげること」。これは石川自身が下した決断に対しての言葉だったのかもしれない。
「練習するのも、準備が何か一つでも欠けると、不安を抱えながら試合に臨まなきゃいけない。修正が間に合わないで試合を迎えることもあります。でも、ティグラウンドに立ったら、ここから先、空振りをしようが、それは今の自分の最高の力だからしょうがないと思うこと」。
会場に集まった学生たちに向けて答える姿は、まるで自分自信の姿を重ねているようだった。
「覚悟」。その二文字には、これまでの葛藤がこめられているのかもしれない。13年から米国を主戦場としてきたが、昨年10月には「この4年間は苦しかった」とこぼした。レギュラーツアーの出場資格を失った18年、石川に残されたのは米国下部ツアーか、日本ツアーでの戦いか。かねてより「マスターズ優勝」を目標に掲げてきた石川が選んだのは、国内に戻る道。
13年シーズンも米国ツアーのシード権を獲得することができず、下部ツアーとの入れ替え戦を戦い抜いた。その後の4年間もがむしゃらに戦ってきたが、結果が出せずにマスターズ出場がかかる世界ランクを上げることができず、優勝はおろか出場も遠のく一方だ。
苦悩、葛藤と戦ってきた石川が、学生へのプレーのアドバイスとして買った言葉が印象的だった。「迷って出した選択に対して自分を否定しないで肯定してあげること」。これは石川自身が下した決断に対しての言葉だったのかもしれない。
「練習するのも、準備が何か一つでも欠けると、不安を抱えながら試合に臨まなきゃいけない。修正が間に合わないで試合を迎えることもあります。でも、ティグラウンドに立ったら、ここから先、空振りをしようが、それは今の自分の最高の力だからしょうがないと思うこと」。
会場に集まった学生たちに向けて答える姿は、まるで自分自信の姿を重ねているようだった。