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歴史的名勝負 ケプカの力を引き出した池田勇太【男子ツアーの深層】
歴史的名勝負 ケプカの力を引き出した池田勇太【男子ツアーの深層】
配信日時: 2016年11月21日 08時54分
■サンデーバックナインにつながる池田勇太の大きな一打
バックナインはケプカが2つのボギーで後退。その差が一気に縮まっていくこととなるが、最後のハーフに入る直前の池田にも大きなターニングポイントがあった。
「15番もそうだけど、一番大きかったのは9番のパーセーブじゃないかな。上から2メートルくらいのいやらしいシビアなパッティングを入れることができたのが、10番、11番につながっている。あそこでボギーにしていると10番、11番はないかもしれない。フェアウェイを外しているし、良い流れを確定づけたのは9番のパーセーブだった」。
スパイクマークで弾かれながらカップに消えたボールを見た池田の安どと確信に満ちた表情が印象的だった。
■日本人が世界と戦えることを示した池田。一方で世界ランカーとの差は
「間違いなくこの試合は名勝負。これだけベストなショットを打ち続ければ、海外の選手が来ても互角に戦える。向こうに行っても戦えるというのを見せてくれた」。一方でツアー全体を見ればやはり今回来日した世界ランク20位台の選手達との差も感じたという。「やっぱりみんな飛ぶ。これからの若い選手はあの距離を一つ目安にしてやっていくことができればいいんじゃないかな。それには、我々コースセッターとしても飛ばすってことを一つのアドバンテージにできるようなコースを作ることも必要なのかなと」。