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【男子ツアーの深層】松山英樹が語った“日本は1日でもハマれば勝てる”の意味
【男子ツアーの深層】松山英樹が語った“日本は1日でもハマれば勝てる”の意味
配信日時: 2016年11月15日 02時50分
「松山は6番アイアンで打って、落ちてから1ヤードの範囲で止まっています。ですが追う立場のヨンハンはユーティリティで打ったことでランが出て、奥にいってしまった。ボールの高さが人一倍…いや人二倍くらいある部分は大きな差になります。ただ、ホールロケーションを担当する立場として、日本ツアーの選手にもそういうボールを打てるようになって欲しいというメッセージも込めているつもりです。松山が4日間のスコアを通じて、若い選手に何が足りないか…今後につながる大きな差を見せてくれた。これだけのプレーを見せてくること自体が、彼からに日本ゴルフ界への恩返しです。世界に出て活躍し続けるということがどういうことか…。そのメッセージを受け止めたいと思います」
■ 松山が語った“日本は1日でもハマれば勝てる”の意味は…
「日本のツアーは“1日ハマれば勝てる”ということがわかってきた。アメリカでは3日間ハマらないと勝てない。(理由は)選手層とコースセッティング両面」というのは優勝会見で松山が放った言葉。
今大会4日間での通算ドライビングディスタンス(※各日2ホール計測)が1位となった松山の飛距離(301.25ヤード)と高弾道ショットは、もちろん他の選手にはない大きなアドバンテージだが、仮にその部分を抜きにしても日本勢には成長を阻む“慣れ”が存在するという。
「日本ツアーの選手はどうしてもピンを外して打つ選手は多い。ロケーション的に“あそこは寄せづらいからまずグリーンセンターに打っていこう”という状況に慣れてしまっている。“まず第一にピンを目がけて打っていく、ミスをしたらアプローチでカバーする”というゴルフに慣れていかなければいけません。そうすると厳しいセッティングでスコアを出すことに慣れていくんです。僕がプロゴルファーとしてピンポジションに携わることで決めているのは“絶対にセーフティに打たせたくない”“ピンを狙っていったらご褒美があるよ”と伝えることです。アメリカのフィールドで戦う選手はそういう状況に“慣れて”います。
これは選手だけの問題ではなく、これまでのコースセッティングで“ピンを狙い打ちしても寄らない”という状況も多かったという問題点もあります。日本ツアーは僕がプレーしてきた経験でも“ピンを外したほうがラクになる状況”が結構多かった。だから自然に“とりあえずショット”が増えていく」
■ 松山が語った“日本は1日でもハマれば勝てる”の意味は…
「日本のツアーは“1日ハマれば勝てる”ということがわかってきた。アメリカでは3日間ハマらないと勝てない。(理由は)選手層とコースセッティング両面」というのは優勝会見で松山が放った言葉。
今大会4日間での通算ドライビングディスタンス(※各日2ホール計測)が1位となった松山の飛距離(301.25ヤード)と高弾道ショットは、もちろん他の選手にはない大きなアドバンテージだが、仮にその部分を抜きにしても日本勢には成長を阻む“慣れ”が存在するという。
「日本ツアーの選手はどうしてもピンを外して打つ選手は多い。ロケーション的に“あそこは寄せづらいからまずグリーンセンターに打っていこう”という状況に慣れてしまっている。“まず第一にピンを目がけて打っていく、ミスをしたらアプローチでカバーする”というゴルフに慣れていかなければいけません。そうすると厳しいセッティングでスコアを出すことに慣れていくんです。僕がプロゴルファーとしてピンポジションに携わることで決めているのは“絶対にセーフティに打たせたくない”“ピンを狙っていったらご褒美があるよ”と伝えることです。アメリカのフィールドで戦う選手はそういう状況に“慣れて”います。
これは選手だけの問題ではなく、これまでのコースセッティングで“ピンを狙い打ちしても寄らない”という状況も多かったという問題点もあります。日本ツアーは僕がプレーしてきた経験でも“ピンを外したほうがラクになる状況”が結構多かった。だから自然に“とりあえずショット”が増えていく」