JGTOツアー
国内男子
カシオワールドオープン
日程 2022年11月24日-11月27日賞金総額 ¥200,000,000
TV/ネット放送予定身長158センチの比嘉一貴が賞金王初戴冠 「できると思ってやってきた」日本一への思い
身長158センチの比嘉一貴が賞金王初戴冠 「できると思ってやってきた」日本一への思い
所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka
配信日時: 2022年11月27日 07時41分
自身初の年間複数回優勝、国内メジャー制覇を遂げると、日本、アジア、韓国の3ツアー共催大会「シンハンドンヘオープン」では、最終日に「65」をマークして5打差5位タイから逆転V。「日本の代表として勝ちたかった」という強い思いを見せた。
夏から秋にかけては迷いもあった。海外志向の強い比嘉は、米国下部、欧州ツアーのそれぞれの最終予選会から挑戦できる権利があったが、「賞金王を獲れるチャンス」と断腸の思いで国内専念を決めた。予選会に出場した久常涼は欧州、大西魁斗は米国下部の出場権を獲得。「いいなと思いますし、少し行けばよかったかなという思いもある。決めたからにはそこ(賞金王)に向かって頑張ろうとは思います」。
ふたりの結果を受けて迎えた「ダンロップフェニックス」。3年ぶりにトム・キム(韓国)ら海外の招待選手も出場する中で、単独首位で迎えた最終日は、後続につけ入るスキを見せず、“賞金王”にふさわしい内容で今季4勝目を挙げた。この優勝で2位の星野に約7425万円の差をつけて、勝負をほぼ決定づけた。
今年はヤーデージメモに縛られず、自分の感性を優先した。また、技術面に関してはアドレスのチェックなど、調子を落とさないポイントをつかみ、120ヤード以内の精度を高めて、ゴルフを組み立てることに取り組んだ。「自分ができると思って信じてやってきて、叶ったことはうれしい。今まで足りないものを反省して、取り組んできたことがよかった」。あらためて自分の信じた道を進んだことで結果を手繰り寄せた。
国内男子ツアーの年間最多賞金額は、2001年に伊澤利光が記録した2億1793万円余り。比嘉が優勝すれば届く数字である。もう一つの目標はワールドランキング50位以内。ポイントの算出方法により厳しくなったが「自分のベストを尽くして頑張りたい」と最終戦に向けてモチベーションを保った。(文・小高拓)
夏から秋にかけては迷いもあった。海外志向の強い比嘉は、米国下部、欧州ツアーのそれぞれの最終予選会から挑戦できる権利があったが、「賞金王を獲れるチャンス」と断腸の思いで国内専念を決めた。予選会に出場した久常涼は欧州、大西魁斗は米国下部の出場権を獲得。「いいなと思いますし、少し行けばよかったかなという思いもある。決めたからにはそこ(賞金王)に向かって頑張ろうとは思います」。
ふたりの結果を受けて迎えた「ダンロップフェニックス」。3年ぶりにトム・キム(韓国)ら海外の招待選手も出場する中で、単独首位で迎えた最終日は、後続につけ入るスキを見せず、“賞金王”にふさわしい内容で今季4勝目を挙げた。この優勝で2位の星野に約7425万円の差をつけて、勝負をほぼ決定づけた。
今年はヤーデージメモに縛られず、自分の感性を優先した。また、技術面に関してはアドレスのチェックなど、調子を落とさないポイントをつかみ、120ヤード以内の精度を高めて、ゴルフを組み立てることに取り組んだ。「自分ができると思って信じてやってきて、叶ったことはうれしい。今まで足りないものを反省して、取り組んできたことがよかった」。あらためて自分の信じた道を進んだことで結果を手繰り寄せた。
国内男子ツアーの年間最多賞金額は、2001年に伊澤利光が記録した2億1793万円余り。比嘉が優勝すれば届く数字である。もう一つの目標はワールドランキング50位以内。ポイントの算出方法により厳しくなったが「自分のベストを尽くして頑張りたい」と最終戦に向けてモチベーションを保った。(文・小高拓)