4年ぶりの復活優勝を目指す、藤田寛之のフットウェア
4年ぶりの復活優勝を目指す、藤田寛之のフットウェア
配信日時: 2018年7月20日 09時00分
ファンを魅了するパッティングの上手さ
しかし、近年の藤田は思うような成績があげられていないようだ。2013年の開幕前に右脇腹を疲労骨折し、その影響もあって賞金ランキングは25位に落ちた。前年の賞金王としては物足りない数字だろう。翌年は3勝して賞金ランキングは2位。強い藤田が帰ってきたと思われたが、以降、3年以上にわたり優勝からは遠ざかっている。
この6月で49歳。中年の星と呼ばれて久しい藤田だが、すでにシニア入りを視野に入れる年齢に差しかかっている。そのプレーに衰えは感じさせないものの、飛距離面の不利からパーオンを逃し、苦しい展開になることが多いようだ。2015年からの平均パット数のランキングは、38位、14位、34位と、パッティングの名手として知られる藤田には物足りない数字だろう。
スタッツだけを見ると、得意のパッティングに陰りが見え始めているようにも思える。しかし、ツアー会場で藤田のパッティングを目の当たりにすると、その技術はツアーの中でも屈指のスペシャルな技であることがわかる。
「BE QUIET」の立て札が上がり、グリーン周辺が静寂に包まれる中、“カツン”とソリッドな高音が響く。スムーズなストロークから、芯を打ち抜くようなインパクトでラインに乗ってくる、その転がりは美しい。ベテランになってからは、パットをしっかり打つことに苦労する選手が少ない中、藤田は他を威圧するように強いパットを打ち、それを決める。
ギアへのこだわりも格別だ。新しいものを積極的に実戦に取り入れ、結果を検証する。その見極めの確かさで、進化した道具の性能を活かし、選手生命を伸ばしている。そんな藤田が選んだゴルフシューズがニューバランスだ。同社が、2016年からゴルフカテゴリーに参入したと同時に、藤田と師匠である芹澤信雄がフットウェア契約。現在は、ウォーキングシューズをベースにプロの意見を取り入れて作られた、『MG2500』を着用している。
藤田は『MG2500』について、「ゴルフシューズに必要な適度な硬さと、ストレスを感じない程度の柔軟性が両立している」とコメントしている。硬さと柔軟性、軽さと安定感といった相反する要素を、ゴルフシューズとして高いレベルで両立したのが、このシューズの特徴だ。軽快でキビキビとした藤田のプレースタイルにもマッチしている。
2018年シーズンも、藤田にとっては思うような成績が出ていないが、そこはこれだけの実績のあるベテランのこと、賞金額が上がり連戦が続く、ツアー秋の陣に向けて調子をあげてくるだろう。4年ぶりの復活優勝にも大いに期待がかかりそうだ。
この6月で49歳。中年の星と呼ばれて久しい藤田だが、すでにシニア入りを視野に入れる年齢に差しかかっている。そのプレーに衰えは感じさせないものの、飛距離面の不利からパーオンを逃し、苦しい展開になることが多いようだ。2015年からの平均パット数のランキングは、38位、14位、34位と、パッティングの名手として知られる藤田には物足りない数字だろう。
スタッツだけを見ると、得意のパッティングに陰りが見え始めているようにも思える。しかし、ツアー会場で藤田のパッティングを目の当たりにすると、その技術はツアーの中でも屈指のスペシャルな技であることがわかる。
「BE QUIET」の立て札が上がり、グリーン周辺が静寂に包まれる中、“カツン”とソリッドな高音が響く。スムーズなストロークから、芯を打ち抜くようなインパクトでラインに乗ってくる、その転がりは美しい。ベテランになってからは、パットをしっかり打つことに苦労する選手が少ない中、藤田は他を威圧するように強いパットを打ち、それを決める。
ギアへのこだわりも格別だ。新しいものを積極的に実戦に取り入れ、結果を検証する。その見極めの確かさで、進化した道具の性能を活かし、選手生命を伸ばしている。そんな藤田が選んだゴルフシューズがニューバランスだ。同社が、2016年からゴルフカテゴリーに参入したと同時に、藤田と師匠である芹澤信雄がフットウェア契約。現在は、ウォーキングシューズをベースにプロの意見を取り入れて作られた、『MG2500』を着用している。
藤田は『MG2500』について、「ゴルフシューズに必要な適度な硬さと、ストレスを感じない程度の柔軟性が両立している」とコメントしている。硬さと柔軟性、軽さと安定感といった相反する要素を、ゴルフシューズとして高いレベルで両立したのが、このシューズの特徴だ。軽快でキビキビとした藤田のプレースタイルにもマッチしている。
2018年シーズンも、藤田にとっては思うような成績が出ていないが、そこはこれだけの実績のあるベテランのこと、賞金額が上がり連戦が続く、ツアー秋の陣に向けて調子をあげてくるだろう。4年ぶりの復活優勝にも大いに期待がかかりそうだ。