ツアープロが使用し始めた、超ソフトなボールとは?
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2017年4月18日 07時00分
ツアープロが、超ソフトなボールにスイッチしはじめた
マスターズでは、パトリック・リードと、昨年の覇者であるダニー・ウィレットが超ソフトな『CHROME SOFT』を使用。フィル・ミケルソンが、同じくソフトフィールでありながら、少ししっかり感をプラスした『CHROME SOFT X』を使用している。いずれも、非力な選手ではない。
ミケルソンは、22位タイと彼としては振るわなかったものの、代名詞である上げて止めるロブショットや、傾斜を巧みに利用した転がしのアプローチなど、随所に名手らしいテクニックを見せていた。
以前は、『CHROME SOFT』を使用していたミケルソンだが、得意のショートゲームを活かすには、超ソフトで球持ちの良いボールのほうが、よりコントロールできるようだ。
ミケルソンは、22位タイと彼としては振るわなかったものの、代名詞である上げて止めるロブショットや、傾斜を巧みに利用した転がしのアプローチなど、随所に名手らしいテクニックを見せていた。
以前は、『CHROME SOFT』を使用していたミケルソンだが、得意のショートゲームを活かすには、超ソフトで球持ちの良いボールのほうが、よりコントロールできるようだ。
国内では、上田桃子、柏原明日架に加え、先日早くも今季1勝目を挙げたテレサ・ルーが、より軟らかい『CHROME SOFT X』にスイッチしている。今年からキャロウェイと契約した、ミシェル・ウィーも『CHROME SOFT X』だ。藤田光里はさらにソフトな『CHROME SOFT』に変えた。
いずれも昨年まで、しっかり目の正統派ツアーボールである『CHROME TOUR』を使用していた選手だ。今年に入って、国内の選手もよりソフトなボールを選び始めているのだ。プロや上級者は硬いボール、初心者やアベレージゴルファーは軟らかいボールと、思われがちな常識が明らかに今年、変化している。
PGAツアーの選手が、好んで『CHROME SOFT』や『CHROME SOFT X』を選ぶのは、フェースにくっついた時間が長く感じられるソフトなボールの方が、コントロールする感覚が得やすいためだろう。実際、我々アマチュアが打っても、この2つのボールの球持ちの良さは、はっきりと感じられる。
いずれも昨年まで、しっかり目の正統派ツアーボールである『CHROME TOUR』を使用していた選手だ。今年に入って、国内の選手もよりソフトなボールを選び始めているのだ。プロや上級者は硬いボール、初心者やアベレージゴルファーは軟らかいボールと、思われがちな常識が明らかに今年、変化している。
PGAツアーの選手が、好んで『CHROME SOFT』や『CHROME SOFT X』を選ぶのは、フェースにくっついた時間が長く感じられるソフトなボールの方が、コントロールする感覚が得やすいためだろう。実際、我々アマチュアが打っても、この2つのボールの球持ちの良さは、はっきりと感じられる。