【整形顔】は悪なのか。グースorストレート、最新アイアンの“顔”に変化の兆しが…
テーラー『P700シリーズ』で少し触発されました。皆さんは「アイアンは顔にこだわる派」でしょうか?「アイアンの顔なんてどうでもいい」とのゴルファーは少数派だと思いますが、今日はそんな話をマニアックチームで議論することに…。
配信日時: 2017年12月17日 04時37分
“鬼ストレート”のジオテック、ヨネックスも『イーゾーンCB 301』でFP大アイアンを!
P編 「筒さん、いつまでメソメソしてるんだよ!話が終わらないから、長岡が中々帰らないじゃないか。早く議論を終わらせよう」
P筒 「はい、すみません…。(脱線させたのは村田さんです…)長岡さん、顔は好みだと言いましたが、『UD+2』を例に、少し【アイアンの顔】の潮目が変わりつつあるのをボクは感じていますよ。PCMでは詳細にヘッド計測をして細かく見続けていますから」
筆者 「というと?『UD+2』のように他社もFPが大きくなり始めてるってこと?」
P筒 「そんな例もちらほら出てきました。ジオテックの鬼ストレートアイアン『GTフォージド I-817』や、最近発表されたヨネックス『イーゾーンCB 301』などがいい例ですが、かなりFPが大きいです。鬼ストレートアイアンは、7Iで6.0ミリ、9Iでは6.5ミリと、ネックよりも飛び出して見えるほどですから」
筆者 「え、そんなに出っ刃なの!?なんか、池田勇太がその昔にBSに特別にリクエストしたプロトタイプみたいな出っ刃さですね…。なぜ、FP大で難しい印象の顔を作る必要があるのか理解できないけど…」
P筒 「背景に一つあるのは、3、4、5番アイアンが実質的に消滅しかかっていることです。多くのメーカーは昔3I〜SWまでセットを作っていましたが、だんだん減って今はツアーアイアンでもコアセットが6本か5本ですよね?昔のアスリート向けのロングアイアンは、重くて長い上にバターナイフのような見た目でスライスしか出ませんでした。で、これが徐々にロングアイアンになるに連れてオフセットを増していくPINGのような顔をフローさせるメーカーが増えました。でも、コアセットの本数自体がものすごく減っている今、ロングアイアンを入れる人自体が激減していますから、ミドルアイアンからショートアイアンをしっかりいい顔で作れる状況になったと言えるでしょうね」
P編 「全部のメーカー、モデルがそうじゃないけどね。それに、振り切れる番手ならストレートフェースの方がビシっとスクエアに構えやすいという人もまだまだ多いはずだよ。それに……長岡、さっき『ゼクシオ』の顔が変わってないと言ってたけど、この画像をみると『ナイン』より『テン』の方がFPが増えたように見えるのは気のせいか?ちょっとバカ売れした『UD+2』を意識しているんじゃないの?と疑ってしまうんだけど…」
P筒 「はい、すみません…。(脱線させたのは村田さんです…)長岡さん、顔は好みだと言いましたが、『UD+2』を例に、少し【アイアンの顔】の潮目が変わりつつあるのをボクは感じていますよ。PCMでは詳細にヘッド計測をして細かく見続けていますから」
筆者 「というと?『UD+2』のように他社もFPが大きくなり始めてるってこと?」
P筒 「そんな例もちらほら出てきました。ジオテックの鬼ストレートアイアン『GTフォージド I-817』や、最近発表されたヨネックス『イーゾーンCB 301』などがいい例ですが、かなりFPが大きいです。鬼ストレートアイアンは、7Iで6.0ミリ、9Iでは6.5ミリと、ネックよりも飛び出して見えるほどですから」
筆者 「え、そんなに出っ刃なの!?なんか、池田勇太がその昔にBSに特別にリクエストしたプロトタイプみたいな出っ刃さですね…。なぜ、FP大で難しい印象の顔を作る必要があるのか理解できないけど…」
P筒 「背景に一つあるのは、3、4、5番アイアンが実質的に消滅しかかっていることです。多くのメーカーは昔3I〜SWまでセットを作っていましたが、だんだん減って今はツアーアイアンでもコアセットが6本か5本ですよね?昔のアスリート向けのロングアイアンは、重くて長い上にバターナイフのような見た目でスライスしか出ませんでした。で、これが徐々にロングアイアンになるに連れてオフセットを増していくPINGのような顔をフローさせるメーカーが増えました。でも、コアセットの本数自体がものすごく減っている今、ロングアイアンを入れる人自体が激減していますから、ミドルアイアンからショートアイアンをしっかりいい顔で作れる状況になったと言えるでしょうね」
P編 「全部のメーカー、モデルがそうじゃないけどね。それに、振り切れる番手ならストレートフェースの方がビシっとスクエアに構えやすいという人もまだまだ多いはずだよ。それに……長岡、さっき『ゼクシオ』の顔が変わってないと言ってたけど、この画像をみると『ナイン』より『テン』の方がFPが増えたように見えるのは気のせいか?ちょっとバカ売れした『UD+2』を意識しているんじゃないの?と疑ってしまうんだけど…」
筆者 「あっ!本当だ。でも、撮影アングルのせいじゃないですかね。実物を打ち比べたときはほとんど同じ顔に見えましたから。ボク、目が悪くなったのかな…。確かに、『テン』の方がロフトが1度立っていたのに、やけに『ナイン』より出球が高いと思っていたんですが。う〜ん」
P筒 「……。長岡さん、たとえばショートアイアンで右のミスと左のミス、どっちが多いですか?」
筆者 「え?ショートアイアン?まぁ、左ですね。9IやPWはリキんで引っかけることが大半です」
P筒 「じゃあ、ミドルアイアンでスライスして困っていますか?」
筆者 「いえ、全然」
P筒 「まぁ、技術レベルにもよるので一概には言えませんが、強いオフセットがロングアイアン以外に必要なんですか?という議論もあります。だって、短い番手は明らかにダフリや引っかけが出やすいとしたら、強グースの方がいいの?本当に?と思わなくもないです」
P筒 「……。長岡さん、たとえばショートアイアンで右のミスと左のミス、どっちが多いですか?」
筆者 「え?ショートアイアン?まぁ、左ですね。9IやPWはリキんで引っかけることが大半です」
P筒 「じゃあ、ミドルアイアンでスライスして困っていますか?」
筆者 「いえ、全然」
P筒 「まぁ、技術レベルにもよるので一概には言えませんが、強いオフセットがロングアイアン以外に必要なんですか?という議論もあります。だって、短い番手は明らかにダフリや引っかけが出やすいとしたら、強グースの方がいいの?本当に?と思わなくもないです」
FPが大きいメリットってそもそも何?
筆者 「なんか、さっきあんなに落ち込んでいたのに、いきなり畳み掛けてきますね。それに、FP大のメリットって一般ゴルファーにとって何なんですか?」
P編 「FPが大きいと球を拾いやすいんだよ。すごくFPが少ないFWって、長岡も苦手だろう?球を拾ってくれないからさ。アイアンでもボールへのコンタクトが早くなるし、多少打ち出し角が上がりやすいメリットはあると思う」
P筒 「ボールコンタクトのダイレクト感は一気に増しますよ。ストレートフェースのアイアンは。手前から滑らせながら打つより、自然なダウンブローで直接ボールを打つイメージが出やすく、打ち出し角を得やすいです。特に、ダウンブローのキツイ人が強グースを使用すると、打ち出しが低くなりますし」
筆者 「ほんと、アイアン“の”顔の話しだと、途端にイキイキしてきますね、筒さん」
P編 「その感じをもっと女性にも出せばいいのに。もっとFPが大きなアイアンみたいにダイレクトに、女性の眼を見て、イキイキ話せば筒さんの良さを理解してもらえるよ」
P筒 「グスンッ…。今日は帰らせてもらいます…」
Text/Mikiro Nagaoka
P編 「FPが大きいと球を拾いやすいんだよ。すごくFPが少ないFWって、長岡も苦手だろう?球を拾ってくれないからさ。アイアンでもボールへのコンタクトが早くなるし、多少打ち出し角が上がりやすいメリットはあると思う」
P筒 「ボールコンタクトのダイレクト感は一気に増しますよ。ストレートフェースのアイアンは。手前から滑らせながら打つより、自然なダウンブローで直接ボールを打つイメージが出やすく、打ち出し角を得やすいです。特に、ダウンブローのキツイ人が強グースを使用すると、打ち出しが低くなりますし」
筆者 「ほんと、アイアン“の”顔の話しだと、途端にイキイキしてきますね、筒さん」
P編 「その感じをもっと女性にも出せばいいのに。もっとFPが大きなアイアンみたいにダイレクトに、女性の眼を見て、イキイキ話せば筒さんの良さを理解してもらえるよ」
P筒 「グスンッ…。今日は帰らせてもらいます…」
Text/Mikiro Nagaoka