キャロ『EPIC STAR』、タイト『AP3』が大爆発。飛び系アイアン全盛時代の外しちゃいけない選び方
最近、本当に飛び系アイアンが絶好調なのであります。牽引するのはキャロウェイ『EPIC STAR』とタイトリスト『AP3』。これら売れ筋がなぜ評価されるのか?同カテゴリの中からどう選び抜くべきか?PCMマニアックチームと議論しました。
配信日時: 2017年10月19日 05時03分
【ポストUD+2】は軒並みつかまり大。一体なぜつかまるのか?
筆者 「ざっくり整理しますけど、幅広ソールでフェースハイト(高さ)が低いヤマハ『UD+2』に似た【ポストUD+2】は、総じてすごくつかまるという認識でいいですよね? モデルでいえば、プロギア『赤egg PC/PF』や、BSの『JGR HF1』のことです」
P編 「そうだね。間違いない。形状は普通のアイアンっぽいけど、キャロウェイ『EPIC STAR』もすごいつかまりだよ。共通点は7番アイアンのロフトが【アラウンド26】ってことかな。その辺りはすべてすごくつかまるヘッドなのは間違いないね」
P筒 「ボクも異論なしです。『UD+2』はシャフトが長いので相殺されること以外は」
筆者 「しつこいですね…。じゃあ、それぞれになぜつかまるのか? を考えましょう。筒さん、さっき言った【1】強いプル角、【2】ソール形状が刺さらないタイプ、【3】軽く柔らかいシャフトのつかまり3点セットが揃っているのが【ポストUD+2】だと思うのですが、いかがでしょう?」
P編 「だから、その前に言葉の意味を説明しなきゃ伝わらないよね。筒さん、よろしく!」
P編 「そうだね。間違いない。形状は普通のアイアンっぽいけど、キャロウェイ『EPIC STAR』もすごいつかまりだよ。共通点は7番アイアンのロフトが【アラウンド26】ってことかな。その辺りはすべてすごくつかまるヘッドなのは間違いないね」
P筒 「ボクも異論なしです。『UD+2』はシャフトが長いので相殺されること以外は」
筆者 「しつこいですね…。じゃあ、それぞれになぜつかまるのか? を考えましょう。筒さん、さっき言った【1】強いプル角、【2】ソール形状が刺さらないタイプ、【3】軽く柔らかいシャフトのつかまり3点セットが揃っているのが【ポストUD+2】だと思うのですが、いかがでしょう?」
P編 「だから、その前に言葉の意味を説明しなきゃ伝わらないよね。筒さん、よろしく!」
P筒 「まず、つかまり要素その1、【プル角】から行きましょうか。これはメーカーによってはその存在を認めない所も多いのですが、プル角と呼ばれるものが大きいと、つかまりが増します。これが何か?は噛み砕いて言うと、アイアンのリーディングエッジを目標にスクエアに合わせる時、シャフトをどれだけ左に傾けてハンドファーストにしますか?ってこと。垂直に近い状態でフェースがスクエアになるものはプル角がほとんどなく、ものすごくハンドファーストに構えなければスクエアにならないものはプル角が強く、つかまります」
筆者 「プル角が特に強いと感じたのはどれですか?」
P編 「プロギアとBSだね。『UD+2』も強めだよ。元来、外ブラはあんまりプル角が強くなくて、国産メーカーが多い印象だけどね」
筆者 「外ブラだけど『EPIC STAR』もプル角を感じましたよ」
筆者 「プル角が特に強いと感じたのはどれですか?」
P編 「プロギアとBSだね。『UD+2』も強めだよ。元来、外ブラはあんまりプル角が強くなくて、国産メーカーが多い印象だけどね」
筆者 「外ブラだけど『EPIC STAR』もプル角を感じましたよ」
P筒 「次いっていいですか? つかまり要素その2は、【軽・柔シャフト】、つまり軽くて柔らかいしなり戻りのいいシャフトのことです。コレは多くのアマチュアも体感しているとおりで、あまり説明は要りませんよね? プロギアはスペックスチールという純正スチールですが、【アラウンド26】のぶっ飛びアイアンの大半が『ゼロス7』 もしくは『ゼロス8』を採用しているので、スチール装着モデルといえども非常につかまりがよく感じますよね。純正カーボンの方はそれ以上のつかまりです」
P編 「本当に『ゼロス7』はムチのような動きで走るからね。『ゼロス8』よりはるかに動きが大きい。シャフトの動きでつかまりが出ているのは『EPIC STAR』じゃないかな。あのモデルのつかまりは長岡の言うプル角もあるだろうけど、主因は『ゼロス7』だと思う」
筆者 「はい、ボクは『ゼロス7』は苦手だなぁ。ラフで打ち込むと負けてしまう感じがして…」
P編 「本当に『ゼロス7』はムチのような動きで走るからね。『ゼロス8』よりはるかに動きが大きい。シャフトの動きでつかまりが出ているのは『EPIC STAR』じゃないかな。あのモデルのつかまりは長岡の言うプル角もあるだろうけど、主因は『ゼロス7』だと思う」
筆者 「はい、ボクは『ゼロス7』は苦手だなぁ。ラフで打ち込むと負けてしまう感じがして…」
P筒 「おっと、その先は長くなるのでやめて! つかまり要素その3は【刺さらないソール形状】です。ソール形状も、フェースを正面から見た時の全体の丸みから、バンスのようにソール自体の膨らみなど、いろいろあります。そして、幅広で刺さらないなど、複合的な要素があります。ソールの刃側を使うのか?後ろ側のトレーリングエッジを使うのか?というタイプにもよりますが、一般アマで言うと、バンスが強めの刺さらないモデルは地面に当たると強くロフトが立って閉じるような動きにつながります。これは、打ち方によっても異なるので、万人がそうだとは決して言えませんが」
筆者 「特につかまる方向に動きやすいソールはどれだと感じました? ボクは『赤egg PC』かなぁ」
P編 「同感。BS『JGR HF1』も近い動きは感じたね。『ゼロス8』なのにやっぱりつかまりがすごいからね」
筆者 「結局【ポストUD+2】のアイアンはこれらのつかまり要素の全部入りって感じですよね。どうやってフェードを打てばいいのか分からないくらいつかまる。比較すると、筒さんの言ったとおりで、むしろ本家の『UD+2』の方がつかまりが控え目って感じさえします」
P筒 「そこが答えなんじゃないですか。誰が使うべきか?の答えがもう出ていますよね」
筆者 「特につかまる方向に動きやすいソールはどれだと感じました? ボクは『赤egg PC』かなぁ」
P編 「同感。BS『JGR HF1』も近い動きは感じたね。『ゼロス8』なのにやっぱりつかまりがすごいからね」
筆者 「結局【ポストUD+2】のアイアンはこれらのつかまり要素の全部入りって感じですよね。どうやってフェードを打てばいいのか分からないくらいつかまる。比較すると、筒さんの言ったとおりで、むしろ本家の『UD+2』の方がつかまりが控え目って感じさえします」
P筒 「そこが答えなんじゃないですか。誰が使うべきか?の答えがもう出ていますよね」