ヤマハ新契約プロに見る、ボール選びの重要度
高額なゴルフクラブ、購入ミスだけは避けたいもの。だからこそ、今まさに買おうとしているそこのアナタ、ちょっと待って! ALBA.netギア担当が知り得た特ネタを中心に、超マニアックでDEEPな耳寄り情報をお届け。購入する前にちょっと見て、絶対に損はさせません!
配信日時: 2017年3月16日 05時20分
大山志保も有村智恵も、ボールは替えなかった!
なるほど、確かにクラブの打感はボールによって変わるもので、この見立てには激しく同意する。実際、数年前に大山志保が激しいヒジ痛に見舞われた際も「硬いボールで練習しすぎたことがきっかけ」と語っていたのが印象に残っている。それだけが理由ではないだろうが、彼女はソフトな打感のダンロップ『スリクソンZ-STAR』を昨季から替えなかった。
有村智恵もBSとのボール契約を継続。しっかりした打感ながら、風に強くて距離の出る『ツアーB330X』の使用を継続している。この辺りはソフトな打感の『RMX116』を選んでおり、組み合わせに問題はないだろう。それどころか大山よりも有村の方がすんなり新ドライバーにアジャストするはず。
理由は、BSとヤマハの歴代ツアーモデルのドライバーは近しい性能だから。もちろん、各年代で微妙に違うが、大枠で見れば昔から両社のツアーモデルは「プロ好みの低めの打球音と球持ちの良さ」「小ぶりで引き締まったいい顔」「つかまりがよくフェード打ちに安心感大」と共通点が多い。
打感は音に左右されやすく、同じドライバーでもボールしだいで変わるもの。柔らかすぎるとくっつき感が出てつかまるし、硬すぎるとコントロール感を失って右に滑る感じもする。加えて、インパクトで打感が重く打ち負けた感じがしたり、軽すぎると手応えが少なくてフィードバックが得られないこともある。
そのため、ボールとクラブの両方を替えるのは危険だとプロたちはよく分かっている。実際、ヤマハのクラブに替えた3人はボールを替えなかった。「使い慣れたボールだからこそ、クラブを適切に選べる」というのが彼らの常識。これは逆も然りで、ボールを替える時はクラブを替えない傾向がある。
「ボールなんて何でも同じ」という人も多いが、プロの事例を見る限り、長い目で見れば固定した方がいいのかも。フィーリングの軸となるエースボールが決まっていれば、ショートゲームの保険が効く上、新しいクラブの評価もしやすくなる。クラブとボール、両方新しいものでベストを探したいのは山々だが、どちらかを固定する方が正解への近道だろう。
Text・Mikiro Nagaoka
有村智恵もBSとのボール契約を継続。しっかりした打感ながら、風に強くて距離の出る『ツアーB330X』の使用を継続している。この辺りはソフトな打感の『RMX116』を選んでおり、組み合わせに問題はないだろう。それどころか大山よりも有村の方がすんなり新ドライバーにアジャストするはず。
理由は、BSとヤマハの歴代ツアーモデルのドライバーは近しい性能だから。もちろん、各年代で微妙に違うが、大枠で見れば昔から両社のツアーモデルは「プロ好みの低めの打球音と球持ちの良さ」「小ぶりで引き締まったいい顔」「つかまりがよくフェード打ちに安心感大」と共通点が多い。
打感は音に左右されやすく、同じドライバーでもボールしだいで変わるもの。柔らかすぎるとくっつき感が出てつかまるし、硬すぎるとコントロール感を失って右に滑る感じもする。加えて、インパクトで打感が重く打ち負けた感じがしたり、軽すぎると手応えが少なくてフィードバックが得られないこともある。
そのため、ボールとクラブの両方を替えるのは危険だとプロたちはよく分かっている。実際、ヤマハのクラブに替えた3人はボールを替えなかった。「使い慣れたボールだからこそ、クラブを適切に選べる」というのが彼らの常識。これは逆も然りで、ボールを替える時はクラブを替えない傾向がある。
「ボールなんて何でも同じ」という人も多いが、プロの事例を見る限り、長い目で見れば固定した方がいいのかも。フィーリングの軸となるエースボールが決まっていれば、ショートゲームの保険が効く上、新しいクラブの評価もしやすくなる。クラブとボール、両方新しいものでベストを探したいのは山々だが、どちらかを固定する方が正解への近道だろう。
Text・Mikiro Nagaoka