『サイエンスフィット』の進化版『PRGR GINZA EX』が凄すぎる!腕の戻し遅れって何?
今回はギアとは少し外れて、プロギアの新店舗である『PRGR GINZA EX』の体験レポートを。なぜなら、筆者お気に入りの「サイエンスフィットが進化した」と聞いたから。これは、行かずにはいられない!
配信日時: 2017年7月26日 03時17分
【腕の回旋】を数値化すると、アマチュア上級者の問題【腕の戻し遅れ】があぶり出された!
左腕に取り付けられた3つのセンサーから、他にどんなことが見えるのか?ここが最新システムのキモだと言えるだろう。宮川プロはこう言う。
「今回の一番のポイントは、腕の回旋をいろんな角度から数値化できたことですね。これによって、アマチュア上級者とプロゴルファーの最大の違いが判明しました。これまでの動画解析からも分かっていたことなのですが、【腕の戻し遅れ】をきちんと測れるようになったことが大きいですね。
上の画像を見て欲しいのですが、小平プロ以下は全員アマチュアのデータです。バックスイングで赤字のように全員左腕を回旋させますが、注目はその右の「閉じる」の部分です。これはインパクトで左腕の回旋がどこまで戻るかのデータです。一番右の列の差を赤字で示していますが、ほとんどのアマチュアゴルファーはインパクトで左腕の回旋を戻しきれていません。
小平プロなどは+3の数字になっていますが、球の曲がらない人ほど、左腕の回旋をしっかり戻せていて、+の数字になる統計が取れました。Aゾーンのインサイド・アッパーに位置する上級者とされる人でも、ほとんど全てのゴルファーが【腕の戻し遅れ】状態になっていると分かります。これをどうにかするために、右肩を被せにいったり、右手首を返したりといった(フリップ)細工が必要になっているのが上級者の現状なのですね」
筆者はもちろん、上級者ではない。調子が良ければ80台前半で回ることもあるが、多くは右OB連発で自滅するタイプだ。この腕の回旋を指摘されたとき、嫌〜〜な予感がした。絶対に出来ていない、腕の戻し遅れの自覚があったのだ。実際に測ってみると、やはり……。筆者はマイナス7°の腕の戻し遅れが判明してしまった。元々長年フリップ癖に悩み続けてきたが、これを最近はかなり改善できているつもりではいたが、【腕の戻し遅れ】という残酷な事実が突きつけられてしまった。ショックで青ざめる筆者に、宮川プロがさらに説明する。
「エプソン『M-Tracer』などは、シャフトの回旋度合いを測っていますが、我々はクラブだけじゃなく、左腕の回旋度合いを細かく見ています。加えて、スイング中のフェース向きも測っていますので、これらを組み合わせて曲がりの原因を消していくレッスンが可能になるんですね。腕の構え方やグリップは人によって差があるのですが、腕の戻し遅れはインパクトでフェースが開く要素であることに疑いはありません。
ゴルファー個々で戻し遅れの度合いもフェース向きも千差万別です。これを個別に数値化して現状を見ながら改善に導けるので、何が悪いかの理由もハッキリしますし、改善に向かっているか?も明確にゴルファー自身が理解できることがメリットですね」
「今回の一番のポイントは、腕の回旋をいろんな角度から数値化できたことですね。これによって、アマチュア上級者とプロゴルファーの最大の違いが判明しました。これまでの動画解析からも分かっていたことなのですが、【腕の戻し遅れ】をきちんと測れるようになったことが大きいですね。
上の画像を見て欲しいのですが、小平プロ以下は全員アマチュアのデータです。バックスイングで赤字のように全員左腕を回旋させますが、注目はその右の「閉じる」の部分です。これはインパクトで左腕の回旋がどこまで戻るかのデータです。一番右の列の差を赤字で示していますが、ほとんどのアマチュアゴルファーはインパクトで左腕の回旋を戻しきれていません。
小平プロなどは+3の数字になっていますが、球の曲がらない人ほど、左腕の回旋をしっかり戻せていて、+の数字になる統計が取れました。Aゾーンのインサイド・アッパーに位置する上級者とされる人でも、ほとんど全てのゴルファーが【腕の戻し遅れ】状態になっていると分かります。これをどうにかするために、右肩を被せにいったり、右手首を返したりといった(フリップ)細工が必要になっているのが上級者の現状なのですね」
筆者はもちろん、上級者ではない。調子が良ければ80台前半で回ることもあるが、多くは右OB連発で自滅するタイプだ。この腕の回旋を指摘されたとき、嫌〜〜な予感がした。絶対に出来ていない、腕の戻し遅れの自覚があったのだ。実際に測ってみると、やはり……。筆者はマイナス7°の腕の戻し遅れが判明してしまった。元々長年フリップ癖に悩み続けてきたが、これを最近はかなり改善できているつもりではいたが、【腕の戻し遅れ】という残酷な事実が突きつけられてしまった。ショックで青ざめる筆者に、宮川プロがさらに説明する。
「エプソン『M-Tracer』などは、シャフトの回旋度合いを測っていますが、我々はクラブだけじゃなく、左腕の回旋度合いを細かく見ています。加えて、スイング中のフェース向きも測っていますので、これらを組み合わせて曲がりの原因を消していくレッスンが可能になるんですね。腕の構え方やグリップは人によって差があるのですが、腕の戻し遅れはインパクトでフェースが開く要素であることに疑いはありません。
ゴルファー個々で戻し遅れの度合いもフェース向きも千差万別です。これを個別に数値化して現状を見ながら改善に導けるので、何が悪いかの理由もハッキリしますし、改善に向かっているか?も明確にゴルファー自身が理解できることがメリットですね」
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