強すぎる! 稲見萌寧の快進撃を生み出した、ボールへのこだわり
国内ツアーで8戦4勝という無類の強さをみせる稲見萌寧。国内男子ツアー開幕戦で優勝した金谷拓実。期待の若手二人にはブリヂストンのボール使用者という共通点がある。期待の若手2人のボール選びにまつわるエピソードを紹介しよう。(text by Kazuhiro Koyama)
配信日時: 2021年4月30日 10時00分
厳しいテストを重ねて選ばれた“B”
女子からやや遅れて開幕した国内男子ツアーは、「東建ホームメイトカップ」で金谷拓実がアマチュアの中島啓太を1打差で抑えて、今季の初優勝を果たした。金谷は、アマチュア時代の2019年に「住友VASA太平洋マスターズ」で優勝。昨年は、プロ転向3戦目の「ダンロップフェニックス」で勝利し、すでにツアー3勝を挙げている。
この優勝で世界ランキングも上昇し、今夏東京で行われる予定のスポーツの祭典に、マスターズで優勝した松山英樹とともに日本代表として出場する可能性も出てきた。「日本アマ」を17歳51日の史上最年少で優勝し、18年には「アジア・パシフィックアマ」を制して、その権利で翌年の「マスターズ」に出場するなど、松山に勝るとも劣らないキャリアを歩んでいる金谷は、すでに日本のホープとしての貫禄すら感じられる。
この優勝で世界ランキングも上昇し、今夏東京で行われる予定のスポーツの祭典に、マスターズで優勝した松山英樹とともに日本代表として出場する可能性も出てきた。「日本アマ」を17歳51日の史上最年少で優勝し、18年には「アジア・パシフィックアマ」を制して、その権利で翌年の「マスターズ」に出場するなど、松山に勝るとも劣らないキャリアを歩んでいる金谷は、すでに日本のホープとしての貫禄すら感じられる。
クラブの印象から、ピンの契約プロという印象の強い金谷だが、ボールは長年ブリヂストンを愛用しており、現在使用するのは打感がややしっかりめの『TOUR B X』だ。優勝した「東建ホームメイトカップ」では、2月に大きな交通事故に遭ったタイガー・ウッズの回復を願い、他の契約プロとともに「TIGER」とロゴの入ったボールを使用した。優勝したこともあり、しばらくこの「TIGER」ロゴボールを使う予定なのだという。
稲見萌寧と金谷拓実、この2人の卓越した若手に共通している点がある。
それは、ボール契約の前に、かなり入念にボールのテストを行ったということだ。稲見は2019年のシーズンオフ、金谷は2020年のプロ転向前に、ゴルフメーカー数社のツアー系ボールを集めて、ドライバーショットはもちろん、アプローチとパッティング、そしてコースでの実打を繰り返し繰り返し行ったのだという。
その結果、稲見は『TOUR B XS』を選び、金谷は『TOUR B X』を選んだ。2人はボール選びが終了した段階で、ボール契約を結んでいる。それだけに、彼らの現在の使用ボールへの信頼は格別のものがある。
それは、ボール契約の前に、かなり入念にボールのテストを行ったということだ。稲見は2019年のシーズンオフ、金谷は2020年のプロ転向前に、ゴルフメーカー数社のツアー系ボールを集めて、ドライバーショットはもちろん、アプローチとパッティング、そしてコースでの実打を繰り返し繰り返し行ったのだという。
その結果、稲見は『TOUR B XS』を選び、金谷は『TOUR B X』を選んだ。2人はボール選びが終了した段階で、ボール契約を結んでいる。それだけに、彼らの現在の使用ボールへの信頼は格別のものがある。